決算特別委員会 文教関係
おはようございます。海徳ひろしです。
昨日は、決算特別員会第2分科会(文教関係)でした。
場所は、議事堂4階第3委員会室です。
渡辺好造委員の発言を皮切に、6名の委員が質疑しました。
私が、最後の発言者です。
私は「児童館の整備について」を質疑しました。
以下、私の発言と教育委員会の答弁の幾つかを紹介します。
◆海徳
安佐南区で言うと、春日野小学校のような新設校だけでなく、例えば原小学校など歴史ある
小学校にも依然として児童館が整備されていません。
原学区を始めとする児童館が設置されていない学区については、地元から早期整備を求める
声が教育委員会に寄せられているものと思います。放課後児童クラブももちろん大事ですが、
放課後児童クラブを利用していない子ども達にとっての児童館も同様に大事だと思います。
「まず、児童館の整備がどこまで進んでいるのか、整備状況を教えてください」
◆放課後対策課
「児童館の整備状況については、平成27年度末までに、140小学校区中、112学区で
整備済みとなっています。また、今年度、中島児童館及び緑井児童館の建設工事と
広瀬児童館の実施設計を行っていることから、現在、未着手学区は25学区となっています」
◆海徳
「話をまとめますと、昭和40年度に初めて児童館ができた。それから半世紀が経過して
やっと整備率が8割に達した。100%になるには後20年かかる。全部できる頃に、最初の
頃に作った児童館は築70年となるわけです。当然その前に建替えが必要になるわけです。
そう考えると、未設置学区の解消に20年もかかるのは、いかにも遅すぎます。
先ほど、平成11年頃からペースが鈍ったということでしたが、ここまで整備が進まない要因
は何なのでしょうか」
◆放課後対策課
「本年5月に開館した川内児童館の例では、児童館の整備に1館あたり約1億6千万円の経費が
必要となっており、厳しい財政状況の下、早期整備の実現に至っていないものと考えています」
◆海徳
「教育委員会としては、児童館の早期整備が必要との認識を持っているということですが、
そうであれば一刻も早く、整備を進めてもらいたいと強く思います。教育委員会の決意を
お聞かせください」
◆放課後対策課
「先ほども答弁いたしましたとおり、児童館の役割や早期整備の必要性については十分認識
しており、未整備学区において早期に整備できるよう最大限努力してまいります」
教育委員会からは、「未整備学区において早期に整備できるよう最大限努力してまいります」
と前向きな答弁を頂きました。
◆海徳まとめ
「最後に要望をさせていただきます。財政状況が非常に厳しいことは、重々承知していますが、
児童館の整備は、将来の広島を担う子ども達への投資です。努力したけれどもダメでしたという
ことではなく、是非、1館でも2館でも、今のペースに上乗せできるように、また、結果につながる
努力されるように重ねて要望しておきます。今日、申し入れの結果については、来年度の予算に
反映されるはずですので、来年度の予算案を審議する予算特別委員会でも、この問題を再度検証
させていただきます」
児童館についての質問と答弁を紹介しました。
原学区のみなさまからは、児童館新設のご要望を受けております。
今後も早期整備に向けて努力してまいります。
2016/10/20