広島県内で初めて設置された、広島市安佐北区の信号のない環状交差点
「ラウンドアバウト」が利用開始から3年を迎えました。
（2021年8月4日のブログをご覧ください）

今朝の中国新聞19面にラウンドアバウトの記事が掲載されています。
安佐北警察署によると25日現在、交通事故の発生はゼロで、交通違反
も1件だけで、円滑な交通に効果を発揮しています。

信号機の環状交差点「ラウンドアバウト」は、安全な都市交通を実現す
るための新しい交差点です。進入時に一時停止の必要がなく、合流と分
岐を繰り返すことでより安全に進行方向を変えられる特長があります。

14年施行の改正道路交通法で導入された環状交差点は、すべての車が円形
の道路を時計回りに進みます。交差点前の路面表示は「止まれ」ではなく
「ゆずれ」で、交差点を通行する車が優先されるため、進入時には必ず徐
行するルールになっています。

空から見た可部東地区の都市計画道路高陽可部線と可部大毛寺線を
結ぶラウンドアバウトです。
（2021年7月22日のブログをご覧ください）

◆可部方面

◆高陽方面

◆寺山公園方面

ラウンドアバウトを設置する場所やデザインには慎重な検討が必要です。
また、地域の交通事情や利用者のニーズに合わせて計画されることが重要
になります。広島市には、地元の自治体や交通機関、市民の声を反映させ
ながら、安全で効果的なラウンドアバウトの設置を検討していただきたい
と思います。

2023/12/27