広島市豪雨災害伝承館
安佐南区八木三丁目の都市計画道路長束八木線の側道沿いでは、八木
三丁目公園(仮称)の造成が昨年度末に概成し、公園の一角では、広
島市豪雨災害伝承館(仮称)の工事に着手されています。
◆広島市豪雨災害伝承館(仮称)概要
●構造・規模 鉄筋コンクリート造 地上2階建て・延床面積 約500㎡
●建物工事費 約3億円
市によると、令和5年9月1日の開館に向けて、計画的に工事や事務手続
きが進められています。
工事現場の休憩時間を利用して視察させていただきました。
◆現場内に設置された事務所
事務所内には日割りの工程表が掲示され、今年中の完成を目標に置き、
適切に工程管理されています。
施工業者や市からご提供いただいた上空写真により、工事の変遷を
ご紹介します。
◆着手前(2019年6月6日)
斜面地を活用し、造成面の1段目に、伝承館が整備されます。
◆工事中(2022年3月24日)
建物の荷重に耐え得る地盤とするため、地中にセメントを混入した
円柱状の柱を構築する地盤改良工事が実施されました。
◆工事中(2022年4月27日)
基礎部分の鉄筋が組み立てられています。
◆工事中(2022年5月23日)
基礎部分のコンクリートを打つための型枠が組み立てられています。
現在は基礎部分のコンクリートが立ち上がっており、今後は引き続き、
1階の土間やスラブの工事に着手されます。
建物のエントランスとなる辺りから1階部分をのぞき込みます。
2階レベルが主要な出入口となります。
梅林学区復興まちづくり協議会がプランに描いた公園や復興交流館は、
広島市によって、ハード面の整備が進んでいます。
その一方、ソフト面では当協議会が、この施設を舞台とした「災害の
記憶と経験の継承」に向けて準備を進めています。
私は協議会顧問として、引き続き事業推進や広報、市との連絡・調整等
に努めてまいります。
2022/06/02