別所団地の道路防災工事

別所団地の法面では、昨年度に引き続き道路防災工事が進められていま
す。対象箇所は、八木6丁目18番地先の約100メートルの区間です。昨年
度に45メートルを完了しており、今年度は残る55メートルの施工を進め、
全体の完成を目指しています。
私は、八木学区復興まちづくり協議会の顧問として、安佐南区地域整備
課から工事概要の説明を受けました。
工事では、法面にアンカー鉄筋を挿入し地山に定着させ、地表面では鋼製
の受圧板と緊結して固定することで、崩壊を防止します。本来は足場を組
んで行う作業ですが、今年度はSD工法※を採用。削孔機械を吊りロープで
固定しながら作業することで、工期短縮に加え、騒音や交通規制による地
域への負担軽減が図られています。
※SD(スタンドドライブ)工法:足場やクレーンを使用せず、独自の
ワイヤリングで削孔機械を移動させながら作業する工法。
受圧板には「田(でん)パネル」が採用されています。「田の字」の井桁
構造により植物の生育を妨げにくく、昨年度の施工箇所も山肌に緑が戻り、
自然な景観が保たれています。
◆昨年度の工事箇所
整然と受圧板が取り付けられています。
今後は、アンカー鉄筋が地山にしっかり定着しているか確認するため、
所定割合で引き抜き試験が実施されます。
この道路は、地域にとって重要な生活道路であり横方向の避難路となる
ことに加え、道路の下には八木第二公園の公共空間もあるため、適切に
道路法面を保全していく必要があります。
この道路は、地域にとって重要な生活道路であるとともに、横方向の避難
路の役割を担っています。さらに、道路直下には八木第二公園があるため、
法面の適切な保全は欠かせません。
道路防災工事の早期完成により、地域の安全・安心がより確かなものとな
ることを願っています。
2025/12/09












