原爆の日
今日、広島は、原爆投下から76年となる「原爆の日」を迎えました。
朝7時の原爆ドームです。
私は、川内温井義勇隊慰霊式(中区中島町)に参列しました。
浄行寺と誓願寺のご住職による読経です。
「川内村国民義勇隊」
8月6日、約500人の川内村国民義勇隊が中島地区に出動しました。
先発隊は、現場で作業に着手したときに被爆し、約200人が死亡し
ました。このうち、自宅まで帰りついて息をひきとった人はわずか
7人でした。
後続隊は、現場に向かう途中で被爆、無傷で帰って来た人もいまし
たが、後に原爆症に苦しむ人が少なくありませんでした。また、市
内中心部に家族を捜しに行った人たちも残留放射線に侵されました。
中島町の建立された「義勇隊の碑」には、180名の死没者の名前が
刻まれています。
(出典/広島平和記念資料館資料)
参列者が、お焼香をあげました。
中区、平和記念公園では、広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式が営まれ
ました。
◆松井一實市長・平和宣言
「今、新型コロナウイルスが世界中にまん延し、人類への脅威となって
おり、世界各国は、それを早期に終息させる方向で一致し、対策を講じ
ています。その世界各国が、戦争に勝利するため開発され、人類に凄惨
な結末をもたらす脅威となってしまった核兵器を、一致協力して廃絶で
きないはずはありません。持続可能な社会の実現のためには、人々を無
差別に殺害する核兵器との共存はあり得ず、完全なる撤廃に向けて人類
の英知を結集する必要があります」
被爆者の平均年齢が80歳を超えている現状を踏まえると、未来に向け
て被爆者の思いや言葉を伝え、広めるには若い世代の力が必要です。
これからも「核兵器のなき世界」「平和な世界」を目指して活動をす
すめていきます。
2021/08/06