緑井8丁目にお住いの方から、砂防堰堤からの雨水排水処理に関する
相談を受けました。
国施行の301渓流の砂防堰堤については、既に堰堤本体は完成しており、
地域の安全性は確実に向上しています。

しかしながら、堰堤本体から流れる雨水排水を下流側へ導く流路工が
未整備であるため、現在、仮設の排水管で導かれている状況です。

出水が重なったことやイノシシの獣害によって、排水管が外れ、水路に
土のうが詰まるなどして、排水機能に不具合が生じていました。
周辺の住民さんの雨への不安を聞き、安佐南区地域整備課復興工務係に
対策を要望したところ、市と国が連携し、国において速やかな処置を取
っていただきました。

◆6月14日(火)
排水管が外れています。

◆6月15日(水)
排水管が締結バンドで繋がれ、固定されています。

◆6月14日(火)
水路を補完していた土のうが散乱し、排水不良が生じています。

◆6月15日(水)
水路内は清掃され、水流が水路を越えても土のうで受け止められる
よう、しっかりと積まれていました。

その他、度重なる降雨によって山の表土が洗い流され、大木の根が露わ
になっている箇所があり、倒木の危険が心配されるため、対策をお願い
しています。
このたびは、梅雨時期の集中に備えて速やかに対応していただいたところ
ですが、降雨の際には、行政の発する避難情報に耳を傾け、早目の避難を
心掛けてください。

自分の命、家族の命を守る基本的かつ確実な方法は、早目の避難
です！

2022/06/17