区画線消去実演
こんばんは。海徳ひろしです。
今日は、Jリムーバーシステム工法(超高圧水表面処理工法)による
区画線の消去実演を視察しました。
実演の場所は、緑井八丁目に整備中の都市計画道路長束八木線(5工
区)です。
宮川興業株式会社さん(広島市安佐南区大町西3丁目11-42) が、中国
地方で唯一保有する特殊マシンを用いて、超高圧水により舗装の空隙に
入った区画線溶材を吹き飛ばす工法です。
“ひっぱりだこ”の特殊マシンは、なかなかお目にかかることができない
ため、広島市の若手土木職員が40人弱と広島県警から4名が見学に参加
されました。
今回の実演は、以前、私宛にメールにて寄せられた「新設された長束八木
線での区画線等に関する指摘」について、安佐南区地域整備課に問いかけ
したところ、課内で検討を進められ、交通安全施設整備を得意とする宮川
興業さんの協力を得られることができ、実現されました。
Jリムーバーシステム工法では、超高圧水と回転噴射装置のコンビネーシ
ョンにより、路面を損傷することなく、舗装の骨材間の空隙に入った区画
線溶材を消去し、発生処理材を完全吸引します。
密集市街地において騒音や粉じんが抑えられ、環境への負荷軽減が図られ
ます。また、天候に左右されず施工性も高いため、交通規制の時間短縮が
可能となります。このように環境にやさしく、効率的・合理的な次世代の
工法が、どんどん採用されるべきだと思います。
復興工事では、近隣の皆様にはなにかとご不便をお掛けしていると思い
ます。
行政には、一日も早い安全・安心なまちの実現に向けて、細心の注意を
払って工事を進めてもらうことをお願いします。
2020/11/05