雨水排水施設の整備
復興事業が進む緑井8丁目において、11日からの大雨により、阿武山
からおびただしい水と土砂、流木が勢いよく川の内線下部工事現場に
流れ込み、現場内の土砂も巻き込みながら流出し、八木用水や市道を
冠水させました。
14日には一部区間が通行止めとなり、宅内への浸入を防ぐため、住民
の皆さま、工事業者、行政が連携し、泥だらけで土のう積みを行いま
した。
豪雨の中での作業でした。
川の内線請負業者の懸命な作業で翌日には、緊急車両等の進入を可能
としました。
今なお、二次災害防止のため八木用水の土砂撤去を進めており、完了
までもう一息です。
先般の新聞報道では、住民の方から雨水排水への不安な気持ちを訴える
記事が掲載されました。
私は、昨年の12月議会一般質問において、このことについて係わっている
阿武山からの雨水排水を一旦貯留するため、長束八木線の道路直下に築造
中の雨水渠工事の遅れを追求しました。
◆2020年12月8日 広島市議会本会議
広島市からの答弁では、想定を上回る硬い岩が出たことから工事が難航した
ことは、やむを得ないことがわかりました。そのような中、事態の打開に向
けて適切に対応策を実施し、遅れを取り戻すべくしっかりと取り組まれてい
ることは確認できました。今後、スピード感を持ちつつも安全に工事を進め
てもらうことをお願いするとともに、私も事業の進捗に、微力ながら協力さ
せていただきます。
◆2020年8月20日 雨水渠工事現場視察
昨日のブログでも訴えましたが、住民の皆さまには、たとえ雨水排水施設
等のハードが完成しても、自然の猛威にはインフラ整備が絶対ではないと
いうことを改めてご認識いただきたいと思います。
昨日は、緑井8丁目の砂防堰堤が満杯となり、下流域のイエローゾーン
にお住いの方に対し、私も連携して、安佐南区災害対策本部から早急な
避難呼び掛けを行いました。
イエローゾーンは、地形的なもの(勾配等)から被害想定されたもので
あり、砂防堰堤が完成しても消えるものではありません。お住いの土地
にあるリスクをご認識いただき、行政の発する避難情報に耳を傾け、自
分自身、そして大切な家族の命を守る避難行動をお願いします。
2021/08/18