八木学区復興まちづくりプラン
八木学区では、26年8月の豪雨災害からの復興を目指し、平成30年
8月に復興まちづくり協議会を設立、翌年2月に復興まちづくりプラ
ンを作成し、市へ提出しました。
プランでは「いつまでも住み続けられ、さらに次世代につながる安全
・安心・快適なまち」を目指すべき将来像に掲げ、住民が主体となっ
てまちづくりに取り組んでいます。
プランに掲げた取組のうち、市にお願いした施設整備について、現在
の取組状況をご紹介します。
◆太田川河川敷への多目的広場の整備
プランに描いた「災害に強い、安心して暮らすことのできるまち」の
実現を目指し、太田川河川敷が、地域コミュニティ形成の場、地域防
災力を高める場として「多目的広場」が整備されるよう、昨年11月、
植竹安佐南区長へ要望書を提出しました。
●太田川河川敷
①河川敷上流から
②河川敷東側から
③河川敷上流斜め
協議会で設置した準備委員会で、引き続き整備の実現を前提とした
話し合いを進め、早期に整備着手できるよう、市とも協議を重ねま
す。
◆安佐南1区107号線の拡幅(国道54号から城山北中学校)
八木学区では、プラン作成を契機に、指定緊急避難場所を浸水想定
区域内にある八木小学校から高台の城山北中学校に変更しました。
これに伴い、国道54号から城山北中学校への避難路となる市道の機
能強化を図ります。
現在、用地取得に向けた準備が進められており、令和4年度は、道路
と柵の隙間をなくす転落防止対策や側溝の蓋掛けによる拡幅工事に着
手される予定です。
完成すれば、車のすれ違いが容易となるとともに安全な避難路が確保
され、利便性や安全性が高まるなど、地域の長年の悲願が達成されます。
◆安佐南1区86号線の拡幅
(別所第一自治会から山手町内会を結ぶ市道)
団地間の双方向の避難や緊急車両の出入りを容易とするため、拡幅工事
が進められています。
部分的に5m程度に拡幅される計画で、完成すれば離合が容易となり、
両団地間の往来がスムーズになります。令和4年度は、引き続き2期工
事が予定されています。
「八木学区復興記念モニュメント《息を彫る20191》」
《息を彫る20191》
岡本 敦生 氏 制作
このように、プランに掲げた取組の実現に向けて、市と連携し、着実
に災害に強いまちづくりが前進しています。
私は協議会顧問として、引き続き事業推進や広報、市との連絡・調整
等に関わっていき、ライフワークである被災地の復興を成し遂げます。
2022/04/08