八木学区復興まちづくり協議会総会
八木学区では、平成26年8月の豪雨災害からの復興を目指し、平成30年
8月に復興まちづくり協議会を設立、翌年2月に復興まちづくりプランを
策定し、4年が経過しました。
プランでは、「いつまでも住み続けられ、さらに次世代につながる安全
・安心・快適なまち」を目指すべき将来像に掲げ、継続的に復興まちづ
くり活動を進めています。本日は協議会の総会を開催し、広島市からは、
安佐南区役所・都市整備局の関連部署の皆さんにオブザーバーとしてご
出席いただきました。
はじめに、人事案件です。
城山北中学校への避難路整備や太田川河川敷多目的広場整備など、大型
案件が山場を迎えるため、プラン策定時から協議会会長として強力に事
業推進をけん引して来られた中川さんが、会長として再任されました。
私は協議会の顧問としてご挨拶させていただきました。
多発する自然災害に対応するためにも、地域コミュニティの活性化は
重要な課題であり、プランの取組を実現する中で、それを向上させて
いただきたい旨お話しさせていただきました。
今年度の事業計画には、山手公園への広場整備があがっています。
当地区から、復興部会の副部会長が選出されました。
市にお願いした施設整備については、国道54号~城山北中の避難路等、
着実に整備が進んでいます。今年度に行われる城山北中への避難路第
Ⅱ期工事について、地域整備課復興工務担当課長から説明がありました。
今年度は安佐病院側の擁壁を拡幅する大規模な工事となるため、引き続
き、交通規制にご協力をいただきたいとのことでした。
山手町内会への広場整備については、復興まちづくり担当課長から説
明がありました。国道54号の高架下を利用に当たっては、地域の賑わ
いづくりにつながる利用計画を国に説明していく必要があり、住民主
体で利活用に向けた合意形成が重要となります。
待望の太田川河川敷の多目的広場整備については、地域整備課長から
説明がありました。今年度は太田川河川敷を使用することについて管
理者の国と協議を進めていき、来年度の工事に向けて手続きを進める
とのことです。多くの住民から使われる広場を目指して整備を進め
ていきますが、水難事故が起こったということになれば本末転倒とな
るため、地域で使用のルールをしっかり話し合わなければなりません。
次に、片岡復興部会長からは、太田川河川敷の多目的広場整備について、
今後も引き続き、その運営等を準備委員会で話し合っていく旨説明があり
ました。
最後に、本日の協議会・総会を終え、植竹安佐南区長から講評をいただき
ました。昨年2月に策定した「広島市地域コミュニティ活性化ビジョン」
に触れ、大きな被災を風化させることなく復興まちづくり活動を継続して
いること、こういった会合を通じて、お互いに顔の見える関係を作り上げ、
行政と一体となった災害に備える地域社会づくりを行っていることは、ま
さに活性化ビジョンが目指すところだとお話しいただきました。
また、安佐南区としても、地域住民が愛着を持って住み続けられるようプ
ランに託された思いをしっかり受け止め、復興に全力で取り組んでいくと、
力強いお言葉をいただきました。
総会は、松尾事務局長の素晴らしい進行によって、無事終了しました。
これからも地域が一丸となって、故郷の復興まちづくりに向けて一歩
一歩着実に、取組を進めていきたいと思います。
私は協議会顧問として、引き続き事業推進や広報、市との連絡・調整等に
関わっていき、ライフワークである被災地の復興を成し遂げます。
2023/04/23