川の内線橋りょうの現場視察
広島市では、都市計画道路・川の内線の令和6年度末までの完成に向け
て、残りの工事がいよいよ本格的に始動します。そこで私は、梅林学
区・八木学区復興まちづくり協議会顧問として、安佐南区役所・地域
整備課復興工務係の案内のもとで現地の様子を視察しました。
●長束八木線側(A2橋台)から国道54号線方面を望む
JRに委託して施工しているJR可部線と県道八木緑井線を跨ぐ区間
の橋りょう上部工の工事の様子です。下から見上げると普段は作業
足場などに囲まれていて中の様子は見えませんが、現在は車両や歩
行者が通るための床面となる「床版」といわれる部分の施工を行っ
ているとのことです。
●JR可部線と県道八木緑井線を跨ぐ区間の橋りょう上部工
国道54号から七軒屋橋の間を縫って県道八木緑井線までの区間の
橋りょう上部工の工事は、今年度、工場で鋼橋の桁製作を行い、
来年度から現地で桁架設を行う予定とのことです。
●七軒屋橋から長束八木線方面を望む
この区間の現道は、先の橋りょう下部工事に引き続いてJR施工に
伴う道路の交通規制が行われていますが、橋りょう上部工の工事
が完了するまで継続して規制が必要とのことです。
●P1橋脚
長束八木線からJR可部線までの区間の橋りょう上部工の工事は、国
道54号側の上部工と同様、今年度、工場でPC橋の桁製作を行い、来
年度から桁架設を行う予定とのことです。
●長束八木線側(A2橋台)から国道54号線方面を望む
一部区間では、日本に数台クラスの大型クレーンを使って架設する
とのことですが、昨今、橋りょう工事の事故が頻発していますので
事故なく施工していただきたいと思います。
●完成したP7橋脚
P4橋脚、P5橋脚、P6橋脚の各下部工の工事は、来年度から予定して
いる桁架設が始まるまでの完成を目指しています。
●P4橋脚、P5橋脚共に上部建設予定
●P6橋脚建設予定地
国道54号から県道八木緑井線の区間の現道は、今後も長期間に亘る
交通規制により多くの利用者にご不便をかけることとなりますが、
本道路の完成により、地域の防災安全性、利便性が大きく向上する
こととなります。
地域住民の方々は早期完成を望んでおられますので、復興工務係には
引き続き、着実に事業を推進していただき、安全第一で一日も早い完
成を期待しています。
2023/10/23