広島市豪雨災害伝承館防災講演会    

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平成26年8月広島豪雨災害の教訓を伝える広島市豪雨災害伝承館は、
昨年9月1日に開館以来、4月末時点で1万4千人を超える来館者が訪
れています。

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伝承館では、専門家を招いて月1回の講演会を開催していますが、発災
から10年を迎えるに当たり、広島市と広島気象台の共催で、「防災・
減災の想いをつなぎたい」をテーマに、防災講演会が開催されました。

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伝承館の高岡館長の挨拶でスタートです。命を守る、地域を守る伝承
館の意義をお話しされました。

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◆講演

●講師 広島地方気象台長 徳廣 貴之様
●演題 『広島豪雨災害から10年間の気象庁の取り組み~より精度よく、
    わかりやすく、活用される防災気象情報へ~』

徳廣台長は、つくば市にある気象庁気象研究所から、今春、広島地方気
象台に赴任されました。

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線状降水帯のメカニズムから、日進月歩で分かりやすくなる防災気象情報
と線状降水帯等の精度向上への取り組みを分かりやすくご説明いただきま
した。

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●講師 兵庫県立大学大学院 准教授 澤田 雅浩様
●演題『被災後の生活再建プログラムを考える-2024年能登半島地震とそれ
   での震災と比較しながら-』

澤田先生は、広島市西区のご出身で、伝承館の展示にも関わっていただい
たご縁のある方です。また、中越地震の伝承施設「長岡震災アーカイブセ
ンターきおくみらい」の館長をされていたとのことです。

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命を守ることの大切さに加え、その後の円滑な生活再建への備えや、ご自
身が中越地震に見舞われ、復興に取り組んだ経験から、「復興」への想い
をお話しいただきました。「住民の積極的参画が復興感をもたらす」との
お話がありました。中越地震からの復興では、住民の発案が事業化に結び
付き、復興気運が加速度的に高まったとの流れは、「梅林学区復興まちづ
くりプラン」に通ずるものがあります。

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本日の講義は、これから梅雨時期を迎えるに当たり、非常に意義深いもの
でした。伝承館の皆様、ありがとうございました。
  
⑫

伝承館の外では、かまどベンチや防災備蓄倉庫が見学できました。

●かまどベンチ 

⑬

●防災備蓄倉庫
  
⑭

私も防災士の一人として、地域の防災・減災のため、被災の風化や
忘却に抗い、教訓を伝えていきたいと思います。
  

2024/05/27

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