八木学区では、平成３１年２月に復興まちづくりプランを策定し、
この中の取組として、避難所を浸水想定区域内にある八木小学校
から高台である城山北中学校に変更したことをはじめ、避難路の
整備など、「災害に強い、安心して暮らすことのできるまち」の
実現に向けて、継続的に活動を展開されています。

このたび、国道54号から城山北中学校への避難路となる市道安佐
南1区107号線について、第Ⅰ期の拡幅工事が完了しましたので、
安佐南区復興工務係の案内で、協議会の中川会長、片岡復興部会
長、松尾事務局長とともに現地を確認しました。

　
第Ⅰ期工事は、本年1月に着手し、2月末に完成しました。
この期間、工事時間中（9:00～17:00）、車は通行止めとなり、
地域の皆様には多大なご負担をお掛けしました。また、通行止め
に伴い、安佐医師会様のご協力により、会館敷地内を迂回路と
して使用させていただきました。
　

国道５４号との交差点付近に隅切りを設けて拡幅したことで、見通
しが良くなり、安全性が高まりました。

◆拡幅前　　　　　

◆拡幅後
　 　

側溝を改良し、蓋が掛かったことで道路の有効幅員が広くなり、通行
しやすくなるとともに、脱輪などの危険性がなくなりました。

◆拡幅前　　　

◆拡幅後

　
新年度には、第Ⅱ期工事として、安佐病院側に路肩が拡幅される予定です。
第Ⅱ期工事は、道路を大きく掘り込み、大掛かりな工事になるとのことで、
関係する皆様方には引き続きご迷惑をお掛けしますが、ご協力をお願いし
ます。

　
この道路拡幅は、これまで行政に長年要望してまいりましたが、なかなか
実現に至りませんでした。しかし、プラン作成を契機に地域が一致団結し、
ようやく事業化された地域の悲願ともいえる道路整備です。
道路が拡幅されれば、有事の際は緊急車両の進入が容易となり、平時は
城山北中学校の生徒さんの通学に当たって、安全性が高まります。
　

これからも、八木学区の復興に向け、被災地の住民として、また協議会
顧問として市との架け橋となり、全力で取り組んでまいります。

2023/03/17