明治大分水路土地改良区
広島市祇園町外二ケ町土地改良区では、明治大分水路土地改良区
の視察を行いました。
土地改良区とは土地改良法によって、農家の人たちが農業生産を
行ううえで欠かせない用排水施設や道路等の設置、維持、管理及
び、農地の区画整理などの土地改良事業を実施することを目的に
設立された団体です。
◆明治水路会館(大分県大分市牧2丁目3-39)
明治大分水路土地改良区の荒木理事長から明治大分水路の概要に
ついて説明をいただきました。
◆明治大分水路土地改良区
◎明治大分水路の経路
明治大分水路は、大分市の中央部を貫通する大分川の中流、由布市
挟間町谷字底鶴に源閘を開き、大分川の水を引き入れ鬼崎・横瀬を
経て廻栖野に至りて始めて木ノ上を灌漑し、七瀬川をサイフォンに
て横断し内稙田・高瀬・田尻・寒田・敷戸を通り曲・津守・片島・
羽田・下郡・牧・高城・池ノ平から明治に至りて分岐し、一つは南
下して森・森町・皆春に注ぎ、一つは北に進み千才・三川・海原・
三佐を灌漑する延長30㎞を本線という。
本線より26本延長29㎞の水路を支線といい、これより派線100㎞の
水路を以って灌慨地にあまねく灌漑している。
◆明治大分水路土地改良区管内図
◆三佐水路橋
全長249メートル 水路部分幅1.57メートル 高さ0.7メートル
農業用河川工作物等応急対策事業にて撤去予定。
(補助率 国50% 県37% 市8%)
土地改良区は、大切な国民の財産ともいえる農地や農業用水を守り育て、
農村の大切な自然環境や美しい田園風景などの豊かな地域資源を次世代
に引き継ぐ役割を担っています。
今回の視察では、他県の土地改良区の活動を学ぶことができて、大変勉
強になりました。今後の広島市祇園町外二ケ町土地改良区の活動に活か
したいと思います。
2023/03/03