平成26年広島豪雨災害からの復興の骨格をなす都市計画道路長束八木線
（5工区）の開通に際し、復興まちづくり協議会の顧問として、安佐南区
役所・復興工務係の案内で、工事の状況を視察しました。

本日、令和5年4月3日10時、職員によりカラーコーンが取り払われ、八木
三丁目の八木ヶ丘団地付近から緑井八丁目の鳥越峠入口付近の約1.5㎞の
区間が通行可能となりました。

平成29年1月から工事に着手された後、長束八木線の道路直下に整備する
雨水渠について、想定以上の硬岩が出現したことにより遅延したことに
伴い、上物の道路整備が玉突きで遅れましたが、6年と2か月の長い月日
と苦労を経て完成しました。

◆八木ヶ丘団地付近　　　　

開通のお祝いに来られた地元住民の方が、一番目に通行されました。

自動車のフロントに「おめでとうございます」とお祝いのメッセージです。

◆梅林台団地付近　　

◆広島市豪雨災害伝承館付近

●広島市豪雨災害伝承館

◆県営緑丘住宅付近

川の内線との交差部から平地部を望むと、JR可部線上に架けられる橋桁が
並んでいます。

●川の内線・橋脚等の下部工事

●川の内線工事現場・ドローン撮影

長束八木線は、令和6年度に完成予定の川の内線とともに広域避難路として
機能し、横方向への避難や緊急車両の進入を容易としますので、完成すると
地域の安全性が高まります。また、JR可部線で分断されている阿武山麓と平
地部の国道54号がネットワークされますので、利便性も大きく向上します。

◆鳥越峠入口付近

私は協議会顧問として「災害に強いまちづくり」に取り組むとともに、一日
も早い復興に向け、復興工務係のチーム力に期待します。

2023/04/03