都市計画道路川の内線
都市計画道路・川の内線の整備もいよいよ佳境に入り、現在JR可部線上空
を交差する区間の橋りょうを広島市からの委託を受けたJR西日本が整備を
進めています。
本橋の橋桁は、重量約200tというとても重く大きな構造のため、工場で
製作した橋げたを分割して現場に搬入し、あらかじめ設置した軌条設備の
上で組み立てます。その後、橋桁本体の前後に仮設桁を取り付けた状態で
P3橋脚からP2橋脚にむかって移動させる『送り出し工法』という手法で
施工するそうです。この送り出し作業は5日間に分けて行われ、橋げた先
端部分の仮設桁をP3橋脚からP2橋脚に到達するまでの約40mを送り出す
初回の作業が本日5月10日深夜0時半過ぎから約30分間にかけて行われま
したのでその様子を紹介します。
◆送り出し作業開始直前
向かって手前がP2橋脚、奥側がP3橋脚です。
◆送り出し作業中
送り出し作業中は思ったより音が静で早く進みました。
◆送り出し作業完了
無事にP2橋脚に到達しました。
今回はここまでの作業で終了しましたが、今後の作業においても事故
なく安全に作業していただきたいと思います。
川の内線の令和7年春の完成を目指し、安佐南区地域整備課復興工務係
のチーム力に期待しています。
私は、復興まちづくり協議会顧問として、これからも「災害に強いまち
づくり」に取り組んでまいります。
2023/05/10