新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行
新型コロナウイルス感染症が日本全国に感染拡大していた2020年4月
16日には、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言
の適用地域が全国へ拡大されました。
◆福屋八丁堀本店(2020年4月22日)
「緊急事態宣言」を踏まえ、お客様の安全確保の観点から、下記の通
り臨時休業させていただきます。
「全店臨時休業 4月22日(水)~5月6日(水)」
当時、福屋さんの壁面の懸垂幕には、「広島東洋カープ」から力強い
メッセージがありました。
『広島は屈しない 決して屈しない!』
◆新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行
緊急事態宣言発令から3年が経過しましたが、今日、5月8日から新
型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症にな
ります。
感染症法では、感染症について感染力や感染した場合の重篤性など
を総合的に勘案し1~5類等に分類し、感染拡大を防止するために
行政が講ずることができる対策を定めています。
新型コロナウイルス感染症の位置づけは、これまで、「新型インフ
ルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」としていましたが、令和
5年5月8日から「5類感染症」になります。
法律に基づき行政が様々な要請・関与をしていく仕組みから、個人
の選択を尊重し、国民の皆様の自主的な取組をベースとした対応に
変わります。
(厚生労働省HPより)
◆変更ポイント
●政府として一律に日常における基本的感染対策を求めることはない。
●感染症法に基づく、新型コロナ陽性者及び濃厚接触者の外出自粛は
求められなくなる。
●限られた医療機関でのみ受診可能であったのが、幅広い医療機関に
おいて受診可能になる。
●医療費等について、健康保険が適用され1割から3割は自己負担いた
だくことが基本となるが、一定期間は公費支援を継続する。
◆マスクの着用の考え方について
これまで屋外では、マスク着用は原則不要、屋内では原則着用として
いましたが令和5年3月13日以降、マスクの着用は、個人の主体的な選
択を尊重し、個人の判断が基本となりました。
ただし、以下のような場合には注意が必要です。
※周囲の方に、感染を広げないために
●受診時や医療機関・高齢者施設を訪問する時
●通勤ラッシュ時など混雑した電車・バスに乗車する時
※ご自身を感染から守るために
●重症化リスクの高い方が感染拡大時に混雑した場所に行く時
(厚生労働省HPより)
広島は、新型コロナウイルス感染症に屈することなく戦ってきました
が、5類引き下げになっても新型コロナウイルスはなくなりません。
インフルエンザと同様、感染を防ぐ意識が必要です。
みんなで力を合わせ、新型コロナウイルスに打ち勝ちましょう!
2023/05/08