台風第10号は、30日5時には由布市の西南西約30キロにあって、ゆっくり
した速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、最大
風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心から半径390キロ
以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

◆中国新聞　8月30日1面
「台風10号　四国本州縦断か」

台風10号は、29日午前、鹿児島県薩摩川内市付近に上陸した。午後にか
けて九州を北寄りに進み、各地で大荒れの天気となった。各地で台風の
影響とみられる死者があり、多数のけが人も確認された。台風は30日以
降、東寄り進み四国や本州を縦断する恐れがある。九州や四国、東海で
30日にかけて線状降水帯が発生する可能性がある。速度が遅く影響が長
引くとみられ、気象庁は暴風や大雨に厳重警戒を求めている。

台風10号に備えるためには、住民として以下のような心構えと準備が必要
です。

1. 情報収集
最新の気象情報の確認: テレビやラジオ、インターネットで台風の進路や
強さ、予想される被害の情報を常に確認する。
自治体からの指示に従う: 避難指示や勧告が出された場合、速やかに行動
することが重要。

2. 避難準備
避難場所の確認: 最寄りの避難所や避難経路を事前に確認する。
避難グッズの準備: 非常食、水、薬、懐中電灯、携帯充電器、現金、重要
書類などをそろえる。
3. 自宅の安全対策
窓やドアの補強: 窓ガラスには飛散防止フィルムを貼るか、板を打ち付け
るなどして補強する。
庭やベランダの整理: 飛ばされる可能性のある物は室内に移動させるか、
固定。
4. 家族との連絡手段の確認
緊急時の連絡方法: 家族や近隣の人と緊急時の連絡手段を確認する。
集合場所の確認: 家族が別々の場所にいる場合の集合場所を決めておく
こと。
5. 電源の確保
予備電源の準備: 停電に備えて、モバイルバッテリーや乾電池を用意する。
6. 心の準備
冷静な判断: いざという時に慌てないように、シミュレーションをしておく。
助け合いの精神: 隣近所と連携して、お互いに助け合うことも大切。

これらの心構えと準備をしっかり行い、台風への備えを万全にしておくこと
が、被害を最小限に抑えるために重要です。

2024/08/30