川の内線橋梁下部工事
緑井8丁目で施工中の「川の内線橋梁下部工事」を視察しました。
8月11日からの大雨により、阿武山からおびただしい泥水と土砂、
流木が勢いよく現場に流れ込み、現場内の土砂も巻き込みながら
流出し、八木用水や市道を冠水させました。
請負業者の監督さんに、被災の状況や今後の見通しを聞きました。
被災当時は橋脚の杭打工程で、100t級のクローラクレーンや大きな
ケーソンが現場内にあり、土砂の流出により不安定な状態となった
ため、第3者被害のないよう機械の安定を保ち、連日夜を徹して安全
管理に注意を払ったそうです。
現在、壊れた仮排水管の復旧、大きな水みちのできたヤードの復旧
に着手され、杭工事の再開は9月末を目指すとのことです。
このたびは、長く続く強い雨に、現場内が大きく破壊され、近隣の
皆様にもご心配とご迷惑をお掛けしたと思いますが、引き続き、現
場管理と安全管理に細心の注意を払い、1日も早い完成を目指すよう
お願いしました。
安佐南区復興工務係によると、橋脚工事を新たに契約し、上部工も
契約手続き中であるなど、計画的に整備が進められています。
川の内線は、国道54号と長束八木線を接続する橋りょうで、完成す
ると、被災地の安全性や利便性が大きく向上するとともに、幹線道
路ネットワークが強化されます。
◆川の内線完成予想図
スピード感を持ちつつも安全に工事を進めてもらうことをお願いす
るとともに、私もあらゆる側面から事業の進捗に協力していきたい
と思います。
2021/08/20