河川安全利用点検
国土交通省・太田川河川事務所が実施された、古川の河川安全利用
点検に、河川協力団体の「せせらぎ会」と安佐南区役所地域整備課
が参加しました。
◆河川協力団体
地域住民と河川管理者との協働による河川管理を目指すもので、
河川管理者である国土交通省の地方整備局等の局長等または都
道府県知事が指定するものです。
古川の河川敷を昭和大橋から高瀬堰までの往復、約5キロメートルを
歩いて点検しました。
河川はもともと危険性を内包しつつ一般の方々の自由使用に供され
るものですので、利用者の自己責任による安全確保を心がけていた
だくことはもちろんですが、親水護岸等地域の利用を考慮した施設
整備を行う事例が増加しており、可能な限り、利用者が安心して河
川と接することの出来る川づくりを目指していくことが重要です。
危険そうな箇所をポールで探ります。
発見した危険な場所は、国土交通省・太田川河川事務所が維持管理対策
を講じます。
高瀬堰に到着しましたが、高瀬堰の南側の高瀬公園には「大禹謨の碑」が
あります。「大禹謨」とは中国の四書五経の一つである「書経」の中に見
られる中国黄河の治水に尽くした夏王朝の祖「禹王」の大なるはかりごと
の意味です。
古川の八木2丁目付近では、6月頃に蛍が見られます。
国土交通省の皆さんと一緒に、安心して河川を利用していただくという観点
で点検を行いました。
新緑とせせらぎ溢れる「川」に足が向く季節になりましたが、水難事故も
この季節から増えてきますので、危険をきちんと認識したうえで行動して
ください。
2024/04/10