海外視察2日目
おはようございます。海徳ひろしです。
昨日は、マレーシア・クアラルンプールの視察でした。
マレーシアは、東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部
を領域とします。
マレーシアの面積は、約33万キロ平方メートルで日本の約0.9倍、
人口は2,995万人で東京都の2.2倍、民族構成はマレー系が約67%、
中国系約25%となっています。
公用語は、マレー語ですが、英語教育の水準が高く、観光地では、英語主体
の場所もあります。立憲君主制(議会制民主主義)で、憲法上、国家元首が
ペナン州、マラッカ州、サバ州、サラワク州を除く9州のスルタン(統治者)
の中から選出されます。任期は5年です。国王は首相や内閣を任命する権利や
国軍の最高司令官として統帥権などを有しています。
アブドゥル・ハリム・ムアザム・シャー国王、首相は、ナジブ・ラザク氏です。
通貨は「リンギット」で、1リンギットは約27円です。
◆在マレーシア日本国大使館
今日のメインは、在マレーシア日本国大使館との意見交換会です。
大使公邸の応接室です。
在マレーシア日本国大使館のみなさんと昼食をとりながら、
お話を伺いました。
宮川眞喜雄特命全権大使との意見交換です。
以前のマレーシアは、天然資源を輸出することが主な産業でした。
現在、マハデール元首相の指導のもと経済面でGDPは11,000ドルまで
上がりました。GDPの半分は、ハイテクとサービス業が占めています。
また、2020年までに先進国入りという目標を持っています。
そしてマレーシアには日本から約1,400社の企業が進出しています。
広島市では、中国電力が発電ビジネスを、オタフクソースが食のビジネスを
展開しています。
広島で被爆したマレーシア人のアブドゥル・ラザク名誉博士の話を伺いました。
アブドゥル・ラザク博士は8月6日の原爆投下の際、現在の広島大学に
あたる広島文理科大学の南方特別留学生として研究活動を行なってたそうです。
アブドゥル・ラザク博士は原爆投下による、唯一のマレーシア人の生存者でしたが、
2013年に88歳で逝去されました。
◆広島市議会視察団
大変に有意義な意見交換会でした。
広島とマレーシアの関係が良好に続くことを願います。
2016/05/11