おはようございます。海徳ひろしです。
昨日は、ブルネイ・ダルッサラーム国の視察でした。
ブルネイは、東南アジアのイスラム教国で、イギリス連邦加盟国です。
ボルネオ島北部に位置し、北側が南シナ海に面するほかは陸地では
マレーシアに取り囲まれています。面積は、5,765キロ平方メートルで
三重県とほぼ同じです。人口は、約40.6万人、首都はバンダルスリブガワン、
元首はハサナル・ボルキア国王で、立憲君主制です。
民族構成は、マレー系65.8%、中国系10.2%、そのほか24%です。
公用語は、マレー語です。

通貨は、ブルネイドルで1ブルネイドルは約80円です。

◆ブルネイ経済開発委員会（BEDB)
ブルネイ経済開発委員会に伺いました。
在ブルネイ日本国大使館から金子参事官、飯田一等書記官も同席です。

ステファニー事務局長（STEHANIE CHUA Executive Officer)から
「ブルネイ・ダルサラーム国におけるビジネス機会」について
説明を受けました。

ブルネイ経済開発委員会は、2001年国王により設立されました。
ビジョンは、専門性があり、進歩的で結果重視の行動・思考力を
もつ、一流の経済開発機関を目指すこと。
ミッションは、外国投資を呼び込み、また、研究及び革新を通して
国内のビジネスを強化することによって、ブルネイ経済を成長、多様化
させることです。

「なぜブルネイへの投資か？」
①価格競争力があり、信頼性の高い公共設備
②ビジネスしやすい税環境
③信頼できる共同投資パートーナーシップ
④研究・開発への強いコミットメント
⑤研修を重視
⑥インフラ整備がされた工業団地
⑦主要マーケットへのアクセス
⑧ハラル市場へのアクセス

ハリス推進室長（HARRIS IBRAHIM Head,Promotion)から
補足説明です。

ブルネイの規模は、日本の政令都市並みです。
広島市におけるビジネスチャンスを見つけるヒントになりました。

広島市議会視察団

◆在ブルネイ大使館

昨日の最後は、在ブルネイ日本国大使館との意見交換会です。
伊岐典子特命全権大使公邸の応接室です。

ブルネイ・ダルサラーム国の概要
●天然資源の重要な供給国
日本のLNG総輸出量の約5%を占める
●2014年に外交関係樹立30周年
良好な二国間関係を更に飛躍させた。2016年7月に国王の70歳の誕生日を、
2017年10月に国王在位50周年を迎える。
●2015年8月からASEANの対日調整国
地域協力に向けた連携を強化
●国王により安定した政治・経済情勢を維持
豊富な天然資源を背景に、充実した社会福祉を実現。

日・ブルネイ関係
●長年に亘るLGNの安定供給が良好な二国間関係の基盤
●皇室・王室間の交流：2013年5月、ハサナル・ボルキア国王王妃
両陛下をお招きして天皇皇后両陛下お茶会が行われた
●東日本大震災を受けて、ブルネイ政府かえあ100万米ドルの寄付に
加え、民間からも義援金372,458米ドル（約2,384万円）のほか、
LNGの臨時供給を実施

在マレーシア日本国大使館のみなさんと夕食をとりながら、
お話を伺いました。

伊岐典子特命全権大使です。

広島市議会視察団

在ブルネイ日本国大使館近くの新モスク（ジャメ アサール　ハサニル　
ボルキア　モスク）です。
神秘的な美しさに感動しました。

大変に有意義な意見交換会でした。
広島とブルネイの関係が良好に続くことを願います。

2016/05/14