広島豪雨災害被災地に拠点施設を
おはようございます。海徳ひろしです。
9月定例会で「広島豪雨災害被災地の復興まちづくりについて」質問
をしました。(私の9月25日ブログをご覧ください)
◆海徳質問
「梅林学区復興まちづくりプラン」に位置付けられる予定の、市民が
防災・減災の取り組みを学び、また被災者や来訪者の方々が交流でき
るような施設を設置することについて、市としてどう考えておられる
のかお聞かせください。」
学区復興まちづくりプラン」松井市長からは「広島豪雨災害被災地の
復興まちづくりについて」ご答弁をいただきました。
◆松井市長答弁
「市民一人ひとりが災害の教訓を忘れることなく、常に防災・減災に対
する意識や知識を高めていくための施設として、重要な役割を担うもの
と考えています。こうした施設が、地域の皆様が自ら取り組むまちづく
りに不可欠なものとして同プランに位置付けられた後は、引き続き地域
の皆様と対話を重ねながら、その実現に向けた方策についてしっかりと
検討してまいります」
そんな中、被災地の皆さまと兵庫県へ視察に行きました。
◆仁川百合野地区地すべり資料館
所在地 西宮市仁川百合野町10-1
平成7(1995)年1月17日、阪神・淡路大震災によって起きた土砂災害の中で、
最も大きな被害を受けたのが仁川百合野町地区です。この資料館は、仁川百合
野地区の斜面の動向を監視するため、また土砂災害を学習できる場として、平
成9(1997)年に開館しました。
●資料館入り口
●土砂災害のメカニズム
●土砂災害の対策
◆人と防災未来センター
所在地 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2
震災の経験と教訓を後世に継承するとともに、震災で得られた知識や技術を
国内外に発信し、防災・減災に取り組む国際的な拠点の形成を目指し、国の
支援を得て人と防災未来センターを平成14年4月に開設しました。
人と防災未来センターは5階建てで、1階で入館料金を支払い4階へエレベーター
で上がり、その後は、4階から1階へ下る一方通行になっています。5階の資料室
は無料で、別のエレベーターで上がります。
※1階 総合案内
●ガイダンスルーム
①「語り部」による震災の体験談や心がけること等
②センター研究員による防災セミナー
※4階 震災追体験フロア
●大震災ホール 復興に至るまでのまちと人を、直面する課題とともにドラマ
で紹介します。
※3階 震災の記憶フロア
●震災の記憶を残すコーナー
震災関係資料を提供者の体験談と共に展示しています。
●震災からの復興をたどるコーナー
地震直後や復興過程の生活・まちの姿をメッセージとグラフィックで
解説します。
矢野事業部次長に案内していただきました。
※2階 防災・減災体験フロア
●災害情報ステーション
世界で今起こっている自然災害を学習します。
・防災減災ワークショップ
実験やゲームを通して、防災・減災に関する実践的な知識を学習します。
1階のガイダンスルームで、矢野事業部次長から人と防災未来センター
について説明を受けました。
5階の資料室です。
私としては、被災した地域での教訓の伝承にとどまらず、広島市全体、
さらには、全国へ向けた伝承も視野に入れながら、市民が防災・減災
の取組を学ぶ場、被災者や来訪者の交流の場などの拠点となる施設が
必要であると考えています。
11月4日の梅林学区復興まちづくり協議会・評議委員会で「プラン素案」
が承認されましたので、住民のみなさまへ町内会を通し周知させて、
来年1月13日の評議員会で「復興まちづくりプラン」を完成させる予定
です。
2017/11/10