都市計画道路 川の内線工事に伴う交通規制

川の内アイキャッチ

都市計画道路・川の内線(橋りょう部)については、令和6年度の完成
に向けて、橋脚等の下部工事が進んでいます。
下部工事の施工に伴い、昨年の1月から長期間にわたり、古川に架かる
七軒屋橋の交通規制が継続されています。私のブログ(2022年1月6日、
11日)に掲載した経緯もあることから、安佐南区地域整備課復興工務係
の案内で現場を視察し、説明を受けました。

②P2

規制の区間は、城南中学校入口交差点(国道54号)~下八木バス停前
交差点(県道八木緑井線)で、古川に架かる七軒屋橋です。

③七軒屋橋

橋脚の施工に伴い、下八木バス停前交差点(県道八木緑井線)⇒城南中
学校入口交差点(国道54号)を「通行止め」としています。

◆下八木バス停前交差点(県道八木緑井線)

④下八木バス停交差点

昨年から、1年以上続いている交通規制ですが、当初は、昨年内に橋脚等
の工事が完成し、一旦交通開放される予定でした。ところが、橋脚の基礎
工事に伴い地面を掘り進めたところ、地下水が湧き出て作業に危険が生じ、
安全な工事を進めるため、その対策に日数を要したことから、全体工程が
遅延しているとのことで、これに伴い交通規制が継続されています。
 
⑤P2で3人

⑥P2近接

なお、難航した橋脚工事については、既にコンクリートを打ち終え、今年
の3月には完成する予定なので、この遅れが川の内線の全体工程に影響を及
ぼすことはないそうです。
  

⑦大介説明

⑧大介説明2

一方、JR可部線から阿武山側では、広島市からJR西日本㈱への工事委託に
より、JR可部線と県道八木緑井線の上部に橋桁を架ける準備が進められて
います。

⑨阿武山側

⑩テツ説明

 
現場では、威風堂々とした面構えの220t吊りの大型クレーンが、安全に注意
しながら稼働されており、周囲を圧倒しています。

⑪220t

⑫220t背面

緑色の鋼材は、「軌条桁」「ベント」と呼ばれる仮設備で、山側から平地側
に橋桁を架ける際に、桁を支持する台の役割をなすものです。現場では着々
と準備作業が進んでおり、2月下旬から、工場製作された鋼製の橋桁が現地に
搬入されます。
   
⑬ベント1

⑭ベント2

⑮ベント3

今後、こういった設備を県道側にも設置する必要があるため、橋脚等の工事
が完成する3月以降も七軒屋橋の交通規制は引き続き継続する必要があり、
その期間等については、改めてチラシや看板で周知を図るとのことでした。

⑯背後

このたびの工事に伴う交通規制の説明を受けて、工事を安全に進めるために
はやむを得ないものと理解しました。

◆完成イメージ(フォトモンタージュ)

⑰国道54号から長束八木線方向を望む

この視察を終えて、安佐南区復興工務係には、安全に細心の注意を払い、
一日も早い工事の完成に努めるように要望しました。
都市計画道路・川の内線は、完成すれば、被災地の安全性や利便性が大き
く向上するとともに、幹線道路ネットワークの強化が期待される重要な道
路です。工事に伴う交通規制や騒音等により、ご通行の皆様や沿線住民の
皆様は、長期間にわたりご不便・ご迷惑をお掛けすることと思いますが、
ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

2023/02/01

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