美化と記憶の共有
平成26年8月の広島豪雨災害で被災した広島市安佐南区八木地区で
、地元の園児たちが県営緑丘住宅の慰霊碑そばにある壁面に花など
のカラフルな絵を書きました。まだ生まれていなかった子どもに当
時の災害に関心を持ってもらうことが狙いです。
●中国新聞6月18日21面
◆県営緑丘住宅(広島市安佐南区八木3丁目34-6)
緑井保育園と梅林よつば保育園の年長さん32人が参加しました。
よつば保育園と交流のある画家SHOGENさんの手ほどきで、10年前に
土砂が流れた場所に新設された駐車場のコンクリート製の擁壁に水性
ペンキで花や虫が描かれました。
被災地の壁に描かれる絵は、その場所を美しくするだけでなく、災害
を乗り越えるためのシンボルともなります
これらの絵は、未来への希望とともに、過去の困難を忘れないための
大切な記憶としても残ります。
被災地で園児が壁に絵を描くことで、地域に温かみが生まれ、多くの
前向きな影響をもたらします。このような活動は、被災者にとっての
心のケア、コミュニティの再生、美化と記憶の共有、そしてボランテ
ィアと地元の連携を促進する素晴らしい手段だと思います。
2024/06/18