第46回全国土地改良大会千葉大会③
千葉県出張の3日目は、「印旛沼大区画ほ場」を視察しました。
◆日本有数の巨大水田区画「印旛沼の水田」
●地域の概要
印旛沼では昭和22年に国営干拓事業が開始され、昭和43年までに主要
なかんがい施設が完成、印旛沼の周囲に約1,000haの干拓地を含めて、
6,307haの水田が整備されました。その後、水田農業は機械化が進み
圃場も大区画され、臼井第一工区では昭和63年に現在の水田区画が完
成しました。この圃場は1区画が7.5haで、排水路は暗渠化し道路も水
田との高低差を少なくしてトラクターの作業性を向上させると同時に
水田面積を最大限に確保しました。
●地域の保全のための取り組み
圃場整備(全体25.1ha)による大区画化には、関係する農家120戸
ほどが新たに設立した農事組合法人に農作業を委託する方式がとら
れています。農作業は大型機械を使用し、飼料用稲の収穫時には稲
わらが直径2mほどに巻かれたロールがいくつもならび北海道の牧場
のようなスケールの大きな農業を目の当りにできます。
視察を終えて、東京駅から新幹線のぞみで広島へ向かいます。
第46回全国土地改良大会千葉大会に出席したことは大変貴重な経験でした。
これからの祇園町外二ケ町土地改良区の活動に活かしてまいります。
2024/10/23