安佐南1区52号線の道路防災工事
安佐南区地域整備課の発注により施工中の安佐南1区52号線の道路
防災工事を視察しました。工事区間は、八木6丁目18番から24番沿
いの約100メートルですが、今年度は、このうち45メートルの区間
を工事しています。
私は、八木学区復興まちづくり協議会顧問として、安佐南区地域整
備課から工事概要の説明を受けました。
このたびの工事は、法面にアンカー鉄筋を挿入し地山に定着させ、
地表面で受圧板といわれる鋼製の留め具と緊結し、固定することで
法面の崩壊を防ぐものです。
◆施工前
◆アンカー鉄筋挿入後
◆受圧板設置後
アンカー鉄筋の挿入や受圧板設置に当たっては、足場を組んで工事する
ことを想定していましたが、吊ロープにより作業することで大幅に工期
を短縮でき、地域への負担を軽減できました。
きちんとアンカー鉄筋が地山に定着しているか品質を確認するため、
引き抜き試験が行われていました。
この道路は、地域にとって重要な生活道路であり横方向の避難路となる
ことに加え、道路の下には八木第二公園の公共空間もあります。
道路防災工事は、私たちの安全で安心な日常を守るうえで欠かせない
取り組みです。特に近年、多発する自然災害により、道路インフラの
脆弱性が浮き彫りとなっています。道路が損壊すれば、生活や経済活
動が大きく制約され、復旧には多大な時間とコストがかかります。
防災工事は、そのような被害を未然に防ぐだけでなく、災害発生時の
迅速な復旧や避難経路の確保にも寄与します。
道路防災事業の早期完成で安全・安心な生活が守られることを望みます。
2024/12/03