坂町災害伝承ホール
梅林学区復興まちづくり協議会と安佐南区役所の皆様とともに、坂町
役場の職員の方のご案内をいただきながら、坂町自然災害伝承公園内
の「坂町災害伝承ホール」を視察しました。
◆坂町災害伝承ホール
坂町災害伝承ホール広島県安芸郡坂町小屋浦四丁目25番9号
坂町自然災害伝承公園(小屋浦公園)内
●目的
平成30年7月豪雨災害から得られた教訓を将来に伝承し、災害を風化
させないための取組として、地域住民の方の津波一時避難場所及び
災害での教訓を将来に伝承するための教育や研修所の機能を兼ね備え
た施設として坂町自然災害伝承公園内に「坂町災害伝承ホール」を
建設しました。
「坂町災害伝承ホール」では、パネル展示や映像を通して災害の実態
を伝え、災害や災害時への備え、避難行動について学ぶことで、災害
の伝承と町民の防災意識の向上を図っていきます。
●展示パネル
●映像
広島県坂町の伝承 「かけがえのない命を守りたい」
平成30年7月豪雨災害における消防隊の救助活動の様子
●資料
●防災カルタ
子どもたちの作った防災カルタ
◆坂町自然災害伝承公園
●平成30年7月豪雨災害を踏まえ、小屋浦公園内に町民の防災意識の向上
と、過去の災害での犠牲者の追悼の場とするため、防災公園として整備
しました。令和3年3月に建立した水害碑や令和4年4月に開館の坂町災害
伝承ホールでの研修などで、過去の自然災害の教訓を町民に分かりやすく
伝え、後世まで伝承することにより、町民の防災意識を高めていくことが
重要です。このことから坂町災害伝承ホールや水害碑について、別称「坂
町自然災害伝承公園」とし、自然災害の教訓を将来に伝承していきます。
●コアストーンと坂町水害碑
平成30年7月豪雨で流出した巨石(コアストーン)と建立された坂町水害碑
●明治40年7月の豪雨を後世に伝えるための水害碑と当時の村長の徳をたたえ恩
に報いるため「報恩」の二文字を刻む石碑が設置されています。
「坂町災害伝承ホール」と「坂町自然災害伝承公園」を訪れ、災害の記録
や復興の過程を学ぶ中で、災害から得られた教訓を後世に伝承することの
大切さを深く実感しました。
坂町役場の皆さまには、ご多忙のところご案内いただきまして心から感謝
申し上げます。2024/12/04