緑井城跡(仮称)の発掘調査
おはようございます。海徳ひろしです。
緑井城跡(仮称)の視察を公益財団法人広島市文化財団の案内で実施しました。
本遺跡は、広島市文化財団が、平成29年10月から中世の山城跡を確認する
ため発掘調査を開始しました。
◆第一号古墳第一主体
第一主体は上部が後世に削られて残っていなかったため、詳しい埋葬の方法
がわかりません。ただ、残っている部分から推定すると、外側に大きな墓穴
を掘り中に木棺を収める小さな墓穴を掘った二重の構造だった考えられます。
◆第一号竪穴住居跡
一辺約6メートル、広島湾岸では大型の隅丸方形の竪穴住居跡です。
◆素勘頭大刀と土器
弥生時代の後期に弥生墳丘墓などの遺跡から西日本を中心に出土している
内反りの素環頭大刀と弥生土器です。
今回の調査で、八木・緑井地区で初めてムラの跡が確認され、地域の歴史を
考える上で貴重な成果が得られました。
2018/03/28