消防上下水道委員会所管施設視察①
おはようございます。海徳ひろしです。
昨日は、消防上下水道委員会の所管施設視察に参加しました。
消防上下水道委員会の所管は、消防局、水道局、下水道局の3局です。
最初の視察先は、下水道局の所管施設の「西部水資源再生センター」
です。
◆西部水資源再生センター
所在地:広島市西区扇一丁目1番1号
敷地面積(認可):262,600平方メートル
●処理面積(認可):11,516ha(分流式)
●処理能力(現在):307,200立方メートル/日
●処理開始:昭和56年10月 高級処理
●水処理方法:活性汚泥法
●汚泥処理方法:脱水→燃料化、セメント化
●放流水域:広島湾
「西部水資源再生センター消化ガス発電事業について」
下水の処理は、微生物が汚水中の有機分を食べることで汚水を浄化
しますが、有機分を食べた微生物は汚泥として沈みます。当センタ
ーは、施設規模が大きくこの汚泥の発生量も多くなるので、汚泥の
処分費を抑えるため、消化槽で約55℃まで加温し、発酵・分解によ
る減容化を行っています。
当センターでは、この消化ガスを汚泥燃料化施設や消化槽加温ボイ
ラの燃料として利用するほか、場内利用の電気を発電するための消
化ガス発電設備の燃料として利用していました。この消化ガス発電
設備が老朽化により更新時期を迎えたことから、消化ガスの有効利
用を図るとともに、新たな財源を確保することを目的として、FIT
(固定価格買取制度)を活用した民設民営による消化ガス発電事業
を導入することとし、平成30年4月から運用を開始しました。
運用開始以降、設備に大きなトラブルもなく順調に運用されています。
事業収益は、20年間で約31.9億円(年間約1.6億円)が見込まれてい
ます。
消防上下水道委員会所管施設視察は、広島市消防局の視察へ続きます。
2020/08/29