広島高速5号線トンネル工事現場視察

高速アイキャッチ

こんにちは。海徳ひろしです。
今日は、広島高速道路公社建設部の案内で、広島高速5号線シールド
トンネル工事の現場を視察しました。5号線の整備は、令和6年度の
完成を目指して進められています。

海徳 高速

◆完成後の期待されるストック効果

①都心部と山陽自動車道とのアクセス強化
②交通混雑緩和、安全性の向上
③広島駅周辺地区の開発促進
④緊急時や災害発生時の備え

現場

広島高速5号線では、トンネル区間約1.8㎞(全体延長約4.0㎞)の
うち、約1.4㎞をシールド工法で掘削しています。平成30年9月から
トンネル掘削に着手し、現在(令和3年4月23日時点)、約520mの
掘削を終えています。本工事は、地域住民の安全確保の取り組みと
して、工事中の地表面変位量について、厳しい管理値(一次管理値
:1.3㎜、二次管理値:2.4㎜)を設け、工事による地表面への影響
が二次管理値(2.4㎜)に達しないよう慎重に作業を進めています。

高速③

中央制御室では、泥水循環システムを管理するとともに、掘進速度や
カッターヘッド回転数、シールドジャッキ推力など掘進管理状況、地
表面変位や騒音・振動などの計測状況が把握できます。工事全体をし
っかりと監視されており、まさにシールド工事の司令塔的役割を果た
しています。視察当日も、JV職員と下請負業者により、適正に管理さ
れていることが確認できました。

高速⑤

この工事では、掘削面に泥水によって圧力をかけながら、先端のカッタ
ーを回転させて岩盤を掘削する「泥水式シールド」を採用しています。
掘削した土砂は泥水とともに流体輸送され、発進基地の処理プラントで
ふるい分けします。ふるい分けされた土砂は、主に出島地区の埋立事業
に搬出しており、発生土の有効利用を図っていました。

高速6

工事の余剰汚泥を再利用した流動化処理土及び掘削した土砂の一部を使用
し、坑内の埋戻し作業が行われていました。ここでも発生土の有効利用が
図られていました。埋戻し作業は、掘進作業と並行して行われており、掘
進の進捗に対して遅延なく施工されていました。

高速8

掘進中のシールドマシン後方です。視察当日は、441R(トンネル坑口から
約520m)を掘進中でした。現場内は整然としており、安全に掘削工事が進
んでいることが確認できました。

高速7190

地中を掘り進む工事では、時には想定を超える自然環境に苦労されること
もあるかと思いますが、地域住民の皆様の「安全確保」と「安心の構築」
の実現に向けて取り組んでいただきたいと思います。

道路ネットワークの充実により、地域の活性化につながることを期待し、
今後も安全で着実な事業推進を見守ってまいります。

2021/04/23

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