ロシアによるウクライナ侵攻に対し平和的解決を求める決議案
広島市議会では、「ロシアによるウクライナ侵攻に対し平和的解決を
求める決議案」が各派共同で提案されました。
平和のために黙とうをささげました。
自由民主党・市民クラブの山路幹事長が、提出者を代表して決議案
第46号「ロシアによるウクライナ侵攻に対し平和的解決を求める決
議案」の趣旨説明をされました。
◆決議案第46号
「ロシアによるウクライナ侵攻に対し平和的解決を求める決議案」
2月24日に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、明ら
かにウクライナの主権及び領土の一体性を侵害し、武力の行使を禁
ずる国連憲章の重大な違反であり、国際秩序の根幹を揺るがすもの
で、断じて容認できない。
また、ロシアのプーチン大統領は今回の軍事侵攻に際し核兵器の使
用を示唆するような発言をしているが、このことは、被爆者の「こ
んな思いを他の誰にもさせてはならない」との思いから、核兵器の
廃絶と世界恒久平和の実現を願うヒロシマの心を踏みにじるもので、
強い憤りを覚える。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻とプーチン大統領の発言に対
して、厳重に抗議する。
ロシアは即時にロシア軍による攻撃を停止し、ウクライナから完全
撤退するよう、また、関係国政府においては一日も早い平和的解決
に向けた外交努力を行うよう強く求める。
以上、決議する。
広島市議会
決議案第46号は、全会一致で可決されました。
広島大学の越智光夫学長は「人類史上初の原爆が投下された広島に
開学した大学として強く抗議するとともに、一日も早い平和的解決
を訴える」との声明を発表されました。
ウクライナの人たちはもちろんのこと、戦争によって1人でも多く
の尊い命が失われないことを願います。
2022/03/02