都市計画道路 川の内線現地視察①
広島市議会の予算特別委員会において、都市計画道路 川の内線
(橋りょう部)の整備について、継続的に必要な予算が措置され
ました。
川の内線は、2つの橋台、8つの橋脚で橋桁を支える全橋長300mの
橋りょうで、令和6年度の完成に向けて、複数工区の工事に着手さ
れています。
先頃、阿武山側の橋脚が立ち上がりましたので、足場が撤去され
る前に橋脚に登らさせていただき工事の進捗状況を確認しました。
安全帯を取り付けながら、地上高約10mの橋脚を登りました。
阿武山側(北西)には、橋台が既に完成し、この橋脚との間には、
もう1つ橋脚が立ち上がっている状況がうかがえます。
この橋脚は、現在、鉄筋組立中で3月下旬にコンクリートが打ち込
まれます。
太田川側(南東)にも、新たに橋脚工事の着工準備が進んでいます。
私の登った橋脚の天端幅は11mで、足元には整然と沓座(しゅうざ)
と呼ばれる部材が設置されており、今後、この上に沓(しゅう)とい
うゴム製の部材が設置されます。これらは、下部工(橋脚)と上部工
(橋桁)を一体化させるものとなります。
続いて、完成した阿武山側の橋台に移動しました。
後に整備する上部工には、橋桁が温度変化等による伸縮することに
対応するためのジョイントが設置されますが、足元にその土台がの
ぞいています。
全ての下部工が完成後、この橋脚の天端から高さ約2mの上部工
(主桁)がかかります。
令和4年度は、現在完成した橋脚1基、橋台1基に引き続き、橋台1基、
橋脚6基の施工に取り組んでいかれることを確認しました。
時折、こうして進みゆく復興状況を視察、確認し、「災害に強いまちづ
くり」に取り組んでいきたいと考えています。
2022/03/23