原爆の日
今日、広島は、原爆投下から77年となる「原爆の日」を迎えました。
中区、平和記念公園では、広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式が営ま
れました。
◆松井一實市長・平和宣言
「今年初めに、核兵器保有5か国は「核戦争に勝者はなく、決して戦っ
てはならない」「NPT(核兵器不拡散条約)の義務を果たしていく」と
いう声明を発表しました。それにもかかわらず、それを着実に履行しよ
うとしないばかりか、核兵器を使う可能性を示唆した国があります。
なぜなのでしょうか。今、核保有国がとるべき行動は、核兵器のない世
界を夢物語にすることなく、その実現に向け、国家間に信頼の橋を架け、
一歩を踏み出すことであるはずです。核保有国の為政者は、こうした行
動を決意するためにも、是非とも被爆地を訪れ、核兵器を使用した際の
結末を直視すべきです。そして、国民の生命と財産を守るためには、核
兵器を無くすこと以外に根本的な解決策は見いだせないことを確信して
いただきたい。とりわけ、来年、ここ広島で開催されるG7サミットに
出席する為政者には、このことを強く期待します」
被爆者の平均年齢が80歳を超えている現状を踏まえると、未来に向けて
被爆者の思いや言葉を伝え、広めるには若い世代の力が必要です。
これからも「核兵器のなき世界」「平和な世界」を目指して活動をすす
めてまいります。
2022/08/06