都市計画道路長束八木線(3工区)道路整備
安佐南区農林建設部地域整備課の案内で、都市計画道路長束八木線
(3工区)の整備状況を視察しました。
この道路は、国道183号線を補完し、南北の交通利便性を大きく高め
ることが期待される重要な路線です。特に祗園地区を南北に走るこの
区間は、周辺にイオンモール広島祇園や広島経済大学、AICJ中学・高
等学校AICJ、そして春日野団地もあり、整備が急がれます。
大型商業施設西側から北へ向け、工事中区間を歩いて視察しました。
工事区間約660mについて、施工工程により、3段階の交通切替を
行いながら工事を進めています。一旦定着した交通を切り替える
際には、細心の注意が必要です。10月26日からの2段階目の交通
切替には、施工業者や市監督員が夜間、早朝と現場でその対応に
当たり、無事に切り替えを行いました。
信号が設置されないこの交差点には、東西の横断に横断歩道が設
置されます。長束八木線は、双方向の4車線道路で交通量も多いた
め、歩行者の横断には注意が必要になります。
そこで、警察との協議の過程で提案されたのが、「無信号二段階
横断方式」です。横断歩道の中間に交通島(退避スペース)を設け
ることにより、横断者の横断距離を短縮できるほか、横断開始時は、
主に車両接近側の一方向に対しての安全確認で済むことで、横断開
始判断が容易になります。そのため、子どもや高齢者などの交通弱
者に対する安全性の向上が期待できます。
◆整備イメージ(他都市の例)
工事が順調に進めば、長束八木線(3区間)は来年3月末にいよいよ
完成です。
12月中旬には3段階目の交通切替を控えています。交通量が多く高度
な安全管理が求められる現場ですが、安全には細心の注意を払ってい
ただき、無事に完成を迎えていただくことを願っています。
2021/10/31