消防艇「ひろしま」
広島市消防局の消防艇「ひろしま」の視察をしました。
消防艇「ひろしま」
<消防艇の特徴>
船型は単胴Ⅴ型で、鋼材は主として耐候性高張力鋼を使用し、船体
の軽量化により速力を確保するなど次の特長を有しています。
・初期消火及び人命救助に効力を発揮するため、速力16ノット以上
(約30km/h)を確保
・火災時に高所から有効な消火活動を行うため、伸縮放水塔1基
(海面10.5~14.5m)を整備
・操舵室に航海用遠隔操作盤及び放水用遠隔操作盤を設置し、操舵
室からの遠隔操作が可能
・タンカー等船舶火災、沿岸部の危険物施設、建築物等の火災に有
効に対処するため毎分6,000ℓ型2基、毎分2,000ℓ型1基の水、
泡兼用の放水砲を装備
消防艇「ひろしま」に乗船しました。
消防艇「ひろしま」は、広島港、似島および金輪島などの島々の消防
防災体制を強化するため、昭和54年12月に水上消防署の発足とともに
消火活動や人命救助活動をはじめ、人員・資機材の搬送を行っています。
<消防艇の活動>
◆海上における船舶火災、沿岸部の危険物施設及び建築物等の火災に
対する迅速な消防活動
◆海上における救急救助活動
◆陸上火災の消防活動にあたる消防自動車等への大量の送水活動
◆災害時等の物資搬送
◆流出油の海面処理活動
放水砲による放水訓練です。
◆金輪島
◆グランドプリンスホテル広島
南区宇品海岸の広島市消防局南消防署水上出張所前の桟橋へ着岸
します。
約1時間の航行を終え、下船しました。
中国山地と瀬戸内海に接し、6本の河川が広島湾にそそぐ水の都
「ひろしま」です。消防艇「ひろしま」は、いつ発生するか分か
らない災害に備え、日頃から体制整備に取り組んでいます。
市民の安全・安心のため、日々活動されている消防局の皆さんに
心から感謝いたします。
2021/10/07