東日本大震災復興関連施設視察 1日目
おはようございます。海徳ひろしです。
昨日から、広島市で建設中の「教訓伝承・交流拠点施設」の施設運営
や展示等の参考とするため、東日本大震災被災地の「震災伝承施設」
の視察です。
宮城県気仙沼市から岩手県陸前高田市までは、JR東日本㈱が運営する
気仙沼線・大船渡線BRT(バス高速輸送システム)による移動です。
◆BRT
「BRT」とは、バス・ラピッド・トランジット(Bus Rapid Tran
sit)の略で、連節バス、PTPS(公共車両優先システム)、バス専
用道、バスレーン等を組み合わせることで、速達性・定時性の確保
や輸送能力の増大が可能となる高次の機能を備えたバスシステム
です。
(国土交通省ホームページからの引用)
実際に、気仙沼駅から奇跡の一本松駅まで乗車しました。
気仙沼駅では鉄道とBRTが同じホームに乗り入れ、段差を極力なく
したレイアウトは、乗り換えに便利で、賑わいのスペースが設けら
れていました。
線路敷を活用したBRTの専用道が整備され、渋滞や信号待ちが少なく、
より安定した運行が可能となっています。また、専用トンネルや橋の
効果で、安全とスピードが両立されています。
車両には沿線のご当地キャラクターや「おっぽくん」がデザインされ、
地元密着が伺えます。まさに、鉄道とバスのいいとこ取りともいえる
BRTで、沿線の活性化に一翼を担う話題性の高い車両でした。
BRTを「奇跡の一本松」で下車し、明日視察する東日本大震災津波伝承館
の周辺を散策しました。周辺には、「奇跡の一本松」など複数の災害伝承
施設が隣接しており、一体的に機能していました。
震災前、名勝「高田松原」にあった約7万本の松の中で奇跡的に1本残り、
復興のシンボルとなりました。震災翌年、残念ながら枯死しましたが、モ
ニュメントとして保存され、本日は、メンテナンス作業がなされていました。
今日はこれから、東日本大震災津波伝承館を視察します。
2021/07/28