平成26年8月広島豪雨土砂災害緊急砂防事業完成式
こんばんは。海徳ひろしです。
今日は、平成26年8月に発生した広島豪雨土砂災害を受け、国、県、市で
進めてきた99か所の砂防事業等が本年8月に完成したことから、3者共催に
よる完成式が、広島市立梅林小学校で開催され、来賓として出席しました。
会場の体育館は、新型コロナの拡大防止の観点から、十分な間隔で席が配置
され換気への配慮もなされていました。
はじめに、土砂災害により犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、黙とう
を捧げました。
主催者側の松井市長の挨拶です。
来賓として出席された地元選出の岸田先生の挨拶です。
続いて平口先生の挨拶です。平口先生は、発災直後に現地入りされ、精力的に
災害対応や国とのパイプ役として奔走されました。
被災地域を代表して、梅林学区からお二人が登壇されました。
はじめに、梅林学区復興まちづくり協議会の菅原会長です。
次に、愛媛大学1年の澤本陽奈さんです。澤本さんは、この梅林小の卒業生
で、被災当時は中学1年生でした。土石流により自宅が全壊する被害を受け、
大好きな祖母を亡くした深い悲しみから、災害に強いまちづくりを学びたい
との想いで頑張っています。
防災看板の披露です。
当時の気象概要や被害状況、砂防施設の工事の流れ、生命を守る心得や
ハザードマップが記載され、地域防災力向上の一助となるものです。
国をはじめとする行政が、インフラ整備にスピード感を持って取り組んで
くださった今日、被災地は巨大な砂防堰堤に守られ、一定の安全が確保で
きたことに心から感謝します。
更なる減災につなげるためにも、菅原会長や澤本さんのように、被災者
自らが経験や教訓を語り継ぎ、風化させないことが重要だと改めて感じた
一日でした。
2020/12/06