八木学区復興まちづくり プラン
八木学区では、平成31年2月に作成した「八木学区復興まちづくり
プラン」に基づき、城山北中学校への避難所の変更、そのアクセス
道路となる避難路の改良等、地域と行政が一体となり、災害に強い
まちづくりに取り組んでいます。
◆避難路となる安佐南1区107号線の拡幅
(国道54号から城山北中学校を結ぶ市道)
このたび、プランの作成過程で出された意見「太田川河川敷への多
目的広場の整備」について、八木学区復興まちづくり協議会総会に
おいて、その実現に向けて創意が固まったため、協議会の中川会長、
片岡復興部会長、松尾事務局長とともに、私も顧問として、植竹安
佐南区長へ要望に伺いました。
会場は、佐東出張所の復興工務係会議室です。
◆八木学区・多目的広場整備要望書
中川会長が、プランに基づき地域で実施した取組、地域の地理的
特性や歴史等を説明されました。災害に強いまちづくりに向け、
一昨年は避難訓練の実施、昨年は避難所となった城山北中横に復
興を象徴する記念モニュメントを建立するなど、地域が主体とな
って精力的に活動されています。
◆2020年8月29日
「八木学区復興記念モニュメント完成式典 除幕式」
「息を彫る 20191」
新たに根付く命の象徴として、地から空へ伸びようとする命の形を
作りました。無機物であるはずの石、その芯に大地から繋がる空洞
を通すことにより、新たな命の息吹を育むのです。
岡本敦生(八木出身 彫刻家)
片岡部会長と松尾事務局長から要望主旨の説明です。
老若男女が多目的広場に集い、凧揚げの昔遊びなどを通じて地域
コミュニティを醸成し、地域力を高める場としたいとの熱い思い
を語られました。
植竹区長からは、「地域の思いをしっかりと受けとめ、予算面や
制度面に照らして課題を整理し、関係課と協議しながら区役所と
してどのような対応ができるか検討していきたい。」といった旨
のコメントをいただきました。
最後に記念撮影です。
地域への共感を見出し、課題を整理するためにも「自分の目で確
かめることが大切」と、現場に足を運ぶ区長に同行しました。
風光明媚な太田川河川敷といった地域資源を改めて実感しました。
協議会では、多目的広場利用者に、隣接する地主神社のお手洗い
が使用できるよう協力をお願いしています。このように、今後調
整すべき事項については、協議会が設置する「準備委員会」で検
討していきます。
自然災害が頻発する昨今の情勢に立ち向かうには、防災に対する
自助力を高めることはもとより、「共助の精神」を養っておくこ
とが大切です。このためにも、住民同士の絆や連帯感を醸成する
場として、多目的広場の整備が実現できるよう、私も市と課題を
共有しながら、可能性を検討していきたいと思います。
2021/11/16