平成26年8月豪雨災害からの復興

復興視察アイキャッチ

安佐南区役所・植竹区長の都市計画道路長束八木線、川の内線の工事
現場の視察に同行しました。

①

はじめに、安佐南区役所地域整備課復興工務事務所・岡村復興工務担当
課長による概況説明です。

②

 
都市計画道路長束八木線と川の内線の交差部となる高台から、川の
内線がネットワークされる国道54号方面を望みました。

③-1

現在、川の内線の下部工事が進められており、担当者の説明を受け
ました。令和6年度の完成に向け、計画的に工事が進んでいます。
現在、山側の橋台コンクリートが立ち上がり、平地部に建設中の橋
脚では、杭頭部の処理が行われています。令和4年度には、JR可部
線を跨ぐ高架橋の架設も予定されています。

③-2

川の内線が完成すれば、被災地の安全性や利便性が大きく向上する
とともに、幹線道路ネットワークが強化されます。

◆川の内線完成予想図

パース①_国道54号から長束八木線方向を望む

長束八木線の未整備区間は、雨水渠のマンホール等の工事が残されて
おり、令和3年度末の雨水渠完成後に着手されます。

④

光廣神社裏山付近の長束八木線ボックス部では、上部の盛土工事が
進んでおり、山の形状が復旧されつつあります。

⑤

八木三丁目公園(仮称)では、造成工事が行われています。

公園

下段のブロック積擁壁が形成され、公園敷地の形状を成してきました。
このブロック積擁壁の上面には、復興交流拠点施設が併設されます。
 
⑧

最後に、雨水渠築造のシールド到達地点、八木ヶ丘団地付近に設置さ
れた投入マンホールを地上から見下ろします。

⑨

山側から集まる大量の雨水が一気にマンホール内に流れ込めば、30m
もの落差から発する大きなエネルギーから、衝撃に伴う雨水渠の劣化、
騒音等の問題があります。
そのため、マンホール内にドロップシャフトと呼ばれるらせん状の設
備を設置し、水の勢いを減ずることとしていますが、仮置きされた巨
大な実物を確認しました。

⑩

現場を視察し、災害に強いまちの実現に向けて、一歩一歩着実に進ん
でいることを確認しました。複数の工事が同時に動いており、高度な
調整が必要になると思いますが、安全には細心の注意を払いながら進
めていただきたいと思います。

⑪

私も被災地の住民の一人として、また、市議会議員として、しっかり
復興事業を後押ししてまいります。

2021/11/17

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