恵下埋立地
おはようございます。海徳ひろしです。
広島市環境局建設部の案内で、恵下埋立地(仮称)の建設現場を視察しました。
昨年4月18日にも視察した、恵下埋立地(仮称)の建設現場内から発見された、
管理型産業廃棄物最終処分場に埋立できる判定基準(以下「埋立判定基準」とい
う)を超えたダイオキシン類を含む廃タイヤの燃え殻の処理状況を確認しました。
◆平成29年4月18日
この燃え殻を掘削・撤去するために、大きなテントが設置されています。
環境局建設部から説明を受けました。
埋立判定基準を超えるダイオキシン類が含まれている燃え殻の掘削・袋詰めに
際しては、周辺環境への影響に最大限配慮して、大きな掘削用テントを設置して
作業を行っており、飛散等の防止対策には万全を期しています。テントの出入口
は2重の扉が設置されており、テント内の作業は、モニターで確認をします。
掘削作業を行う作業員は、防護マスクや防護服を着用し、健康管理にも十分配慮
しています。
このようにテント内で作業することにより、燃え殻が降雨にさらされないことから、
降雨等による燃え殻の流出もありません。定期的に行っている燃え殻周辺の地下水
や直近河川である恵下谷川の水質の調査においても、全て環境基準を下回っており、
周辺環境に影響が生じていないことを確認されています。
この掘削テントで袋詰めされた燃え殻は、仮置きテントに一時保管し、蓋付きの運搬車両
に積込み搬出することとしており、搬出時の飛散対策にも万全を期しています。
土壌から鉛による汚染が確認されたことについては、燃え殻の飛散による影響と想定されて
いますが、その土地には、現在、場所が特定できるよう周囲をロープで囲い、誤って掘削等
を行わないよう区分されています。
汚染土については全て除去する方向で考えていますが、現在、処分する量を特定するための調査や、
除去した汚染土をどこで処分するかなどについて検討しているところです。
今日の視察では、処理状況の安全面が確認できて安心しました。
今後も安全な処理を行っていただきたいと思います。
2018/02/07