経済観光環境委員会行政視察2日目
おはようございます。海徳ひろしです。
昨日は、経済観光環境委員会行政視察2日目でした。
最初は、横浜市役所です。
横浜市の概要
・人口:3,749,085人・面積:435.43㎢
・世帯数:1,791,848世帯
・議員数:75人
(平成31年4月1日現在)
横浜市温暖化対策統括本部から説明を受けました。
■調査項目の概要」
⑴横浜ブルーカーボン事業について
横浜市では、海洋資源を活用した温暖化対策プロジェクト
「横浜ブルーカーボン」に平成23年度から取り組んでいる。
横浜ブルーカーボン事業では、ブルーカーボンに加え、海
洋におけるエネルギー等の利活用をブルーリソースと名付
け、これらを一体として温暖化対策として実施している。
また、独自のカーボンオフセット制度の運用や環境教育・
啓発活動によって親しみやすい海づくりに市民の関心を集
め、市民や団体の豊かな海を守る活動を応援している。
横浜カーボン・オフセット制度では、市内のブルーカーボ
ンやブルーリソースよる吸収量の増大及び排出量の削減効
果を取引可能なクレジットとして独自の方法論によって認
証し、そのクレジットの売買を行うことで、海の環境活動
の更なる推進を目指している。
⑵バーチャルパワープラント(VPP:仮想発電所)構築事業について
再生エネルギー普及を想定した電力安定化や防災力の向上
を目的として、平成28年度から地域防災拠点に指定されて
いる小中学校などの公共施設に蓄電池を設置し、事業展開
している。
バーチャルパワープラントとは、ビルや家庭などが有する
蓄電池や発電設備、電気自動車などを高度なエネルギーマ
ネジメント技術により遠隔・統合制御し、あたかも一つの
発電所のように機能させることで、電力の需給調整に活用
する仕組みのことをいう。
横浜市は「横浜型VPP」として、災害時に防災拠点や避難
場所となる公共施設に蓄電池を設置し、平常時のYPP運用
に加え、停電を伴う非常時は防災用電VPPの持つ効果によ
り、国の目指す、電気をより上手に使い社会へ貢献し、非
常時は防災用電源として使用することで、地域の防災性の
向上に貢献するものである。
次は、千葉県柏市「柏の葉スマートシティ」の視察です。
柏市の概要
・人口:421,057人 ・面積:114.74㎢
・世帯数:190,316世帯
・議員数:36人
(平成31年4月1日現在)
「柏の葉スマートシティ」を開発した三井不動産・柏の葉街づくり
推進部から説明を受けました。
■調査項目の概要
(1)柏の葉スマートシティについて
柏の葉スマートシティは首都圏郊外部に位置しており、平成
17「年に開通したつくばエクスプレス線・柏の葉キャンパス駅
周辺のエリアである。鉄道の開通に伴い、土地区画整理事業
や民間事業者による開発が行われ、半径2km圏に病院や大学
等が分散立地しており、土地利用の更なる促進に向け、施設間
のつながり強化、新産業の集積促進、環境負荷の低減、将来も
健康に暮らせる居住環境形成を目指して、「エネルギー」、
「モビリティ」、「パブリックスペース」、「ウェルネス」を
キーワードに、公・民・学が連携してスマートなコンパクトシ
ティライフの具現化に取り組んでいる。
【キーワードの取組内容】
・エネルギー
データ活用予測による電力融通効率化やエネルギー管理システム
の進化等により、駅前複合エリアにおけるCO2排出量の削減を図
る。
・モビリティ
駅を中心とした地域内移動の利便性の向上を図る。
・パブリックスペース
駅前における活気ある都市空間運営を行う。
・ウェルネス
駅を拠点とする暮らしに根差した健康支援を行う。
柏の葉の街を案内していただきました。
柏の葉は、米国グリーンビルディング協会が定めている環境
に配慮した街づくりや建築物等に与えられる認証システムの
「LEED」で、最高位のプラチナ・計画認証を収得しています。
公園には、風力発電、かまどベンチ等が設置されており、災害時
には、テントを600張り張ることができます。
地形は概ね平坦で、地区の中央部の大部分が柏ゴルフ場跡地であり、
地区の北側には、貴重な湧水機能を持つ「こんぶくろ池」とその周辺
の樹林帯などの豊かな自然環境も有しています。
今日はこれから、東京都墨田区を視察します。
引き続き実のある視察にしたいと思います。
2019/11/14