広島市総合防災訓練
おはようございます。海徳ひろしです。
昨日は、『広島市総合防災訓練』が開催されました。
◆目的
災害対策基本法第48条の規定に基づき、国・県など多数の防災機関と
連携・協同して災害発生直後に想定される内容を盛り込んだ訓練を
実施し、大規模災害時における防災関係機関相互の連携強化を図ると
ともに、災害応急対策の検証・確認を行い、今後の災害対応に万全を
図る。
◆訓練想定
豪雨による土砂災害及び河川氾濫災害
(想定場所)土砂災害:安佐北区白木町三田、河川氾濫災害:安佐北区狩留家町
広島みなと公園(臨時ヘリポート)へ広島市消防航空隊によって
広島県DMATが移送されてきました。
DMATとは「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを
受けた医療チーム」です。
消防署の救急車で、広島県DMATが災害場所へ移送されます。
現地合同指揮所です。安佐北区で発生した災害なので、安佐北消防署が
指揮をとります。
消防署と広島県警察が人命捜索・救助・救護訓練を実施しました。
【状況設定】
土砂崩れにより土砂が住家に流れ込み、倒壊した住家に人が閉じ
こめられている。
【訓練方法】
非展示型・非箱庭式訓練とし訓練内容に応じた状況で会場を分散して、
被害状況は原則としたブラインド(シナリオ非開示)で実施する。
消防署の人命捜索です。
シナリオ非開示なので、閉じ込め者が何人なのかわかりません。
土砂に埋もれた自動車から閉じ込め者を救出しました。
救護のため日本赤十字のテントへ運ばれます。
広島県警察の人命捜索です。
海上自衛隊の災害救助犬がきました。
災害救助犬が閉じ込め者を発見しました。
土砂に埋もれた自動車から閉じ込め者を救出しました。
日本赤十字のテントでは、DMATが救護にあたっています。
市役所本庁舎には、災害対策本部が構えられ図上訓練を実施しました。
災害対策本部長の松井市長、及川危機管理担当局長は、実働訓練現場
から本部へ指示を出されました。
大規模災害に対応できるように、今後も実践的な訓練をする必要です。
広島豪雨土砂災害の経験を踏まえた、総合防災訓練でした。
2016/08/31