原爆の日
今日は、被爆71年の「原爆の日」です。
朝7時の原爆ドームです。
「原爆の子の像」には日本国内をはじめ世界各国から
折り鶴が捧げられ、その数は年間約1千万羽です。
中区平和記念公園で広島市原爆死没者慰霊式・
平和祈念式が営まれました。
開式前に多くの参列者が来られています。
私は、川内温井義勇隊慰霊式(中区中島町)に参列
させていただき、義勇隊の碑に献花しました。
「川内村国民義勇隊」
8月6日、約500人の川内村国民義勇隊が中島地区に出動
しました。先発隊は、現場で作業に着手したときに被爆し、
約200人が死亡しました。このうち、自宅まで帰りついて
息をひきとった人はわずか7人でした。
後続隊は、現場に向かう途中で被爆、無傷で帰って来た人
もいましたが、後に原爆症に苦しむ人が少なくありません
でした。また、市内中心部に家族を捜しに行った人たちも
残留放射線に侵されました。中島町の建立された「義勇隊の
碑」には、180名の死没者の名前が刻まれています。
出典/広島平和記念資料館資料
浄行寺、誓願寺ご住職の読経です。
参列者のお焼香です。
川内温井義勇隊慰霊式が閉式の後は、広島県動員学徒等犠牲者の会
の原爆追悼式に参列しました。
多くの方が献花をされました。
平和記念公園の原爆慰霊碑と広島市長の献花です。
松井一實市長は平和宣言で、核兵器のない世界を追求する
勇気を訴えた米国・オバマ大統領の演説の一節を引き、
「情熱を持って連帯し、行動を」と呼びかけました。
また、被爆者の平均年齢が80歳を超えました。未来に向けて
被爆者の思いや言葉を伝え、広めるには若い世代の力が必要です。
これからも「核兵器のなき世界」「平和な世界」を目指して
活動してまいります。
2016/08/06