大都市税財政・地方創生対策特別委員会行政視察2日目

YKK

おはようございます。海徳ひろしです。
昨日は、大都市税財政・地方創生対策特別委員会行政視察2日目でした。
北陸新幹線で、上野駅から黒部宇奈月温泉駅へ向かいました。

はくたか

車窓から北アルプスの景色が望めます。

北アルプス

富山県黒部市のYKK株式会社を訪れました。
YKKの創立50周年を記念して建設された「YKK50ビル」です。

YKK 50  YKK50 ①

YKK黒部事業所の井上副社長から、YKKの事業について説明を受けました。

ykk 会議室

1 YKK株式会社の概要
・所在地:本社 東京都千代田区神田泉町1
     黒部事業所 富山県黒部市吉田200
・創 業 :昭和9年1月1日
・資本金:119億9,240万500円(平成27年3月31日現在)
・従業員数:国内外合わせて、44,674名(平成29年3月31日現在)
・事業内容:ファスニング・建材・ファスニング加工機械及び建材加工機械等の製造
      ・販売

井上副社長

◆調査項目の概要

「YKK株式会社における地方創生の取組について」

政府は、地方における企業拠点の強化を促進するため、地域再生法に基づき、本社機能の
移転又は地方における拡充を行う事業者を税制上支援しており、平成29年11月時点で44
道府県51計画を認定し、11,560人の雇用を創出している。
YKK株式会社は、この制度を活用して、黒部事業所内にグループ企業であるYKK・AP株式会
社の本社機能の一部を東京都墨田区から移転するとともに、YKKグループの技術・開発
の中核拠点となる技術の総本山として、R&Dセンターや工機専用機械部品工場の新設、フ
ァスナー黒部工場の再構築を行った。
また、YKK株式会社は、黒部市の総合戦略における重点施策と自社の企業戦略を重ね合わ
せて、地方創生「黒部モデル」に貢献するよう取り組んでいる。この取組としては、①黒部
の豊かな自然をそのままいかし、より快適な住まいと、真に持続可能なまちと住まいを実現
する「パッシブタウン」の建設や、②黒部駅前への単身寮の建設に併せて寮生が街に溶け込み、
地域の一員としての意識を高め、積極的に地域に関わることができるよう地域住民も利用可
能な多目的ホールを整備した「K-TOWN」、また③黒部市公共交通戦略推進協議会に参画し、
黒部市の社会インフラとYKK社員のインフラの効率的な融合を図るための公共交通社会実験の
実施など、地域との連携が極めて重要であると考え、取組を進めている。

◆YKKでは、製造・開発の一大拠点がある黒部市に本社機能の一部を移すために、市内で様々な
取り組みを進めています。

・K‐TOWN
K-TOWNは「街に溶け込む単身寮」をコンセプトに、100戸の単身寮と共用施設「K‐HALL」で構成

YKK1

・PASSIVE-TOWN
PASSIVE-TOWNは、21世紀の持続可能な社会にふさわしい、
ローエネルギーの住まいと街を実現

DSC00215

◆YKK精神
『「善の巡環」他人の利益を図らずして自らの繁栄はない』は、創業者吉田忠雄の企業精神で
あり、YKKグループの基本姿勢を表現したものです。

YKK精神

昨日の内閣府・地方創生推進事務局で、地方創生を深化させ、地域の特色をいかした自主性、独自性
のある地方創生に取り組む必要があることを学びました。YKK株式会社における地方創生の取組は、
それを実践されており、今後は広島市でもより一層の取り組みが必要だと思います。

今日は、これから白山市役所と社会福祉法人沸子園を視察します。

2018/02/02

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