八敷公園拡張整備の現地調査

ドローンアイキャッチ

梅林学区復興まちづくりプラン(平成30年1月)に基づく八敷公園の
拡張整備に向けて、昨年、ワークショップを3回にわたり開催しました。
ワークショップで集約された住民意見の思いをカタチにするため、現在、
市において設計が進められています。

◆住民代表によるレイアウト確認(令和4年1月25日)

八敷①

昨日はその舞台となる八敷公園をドローンを用いて上空から視察しま
した。
フライトに先立ち、安佐南区地域整備課復興工務係から、公園拡張の
レイアウトの説明を受けました。

◆レイアウトのポイント

○プランに記載した防災拠点としての機能を充実させるため、中央に
 オープンスペースを確保。
○概ね南に正対する地の利を生かし、南向き斜面を芝生緑化、階段状
 の休憩スペースを確保。
○拡張公園でのボール遊びを想定し、必要な部分に防球ネットを設置
(ボール遊びのルール作りは必要)。
○平成26年豪雨災害の「ろうそく供養祭」を想定し、斜面中央に記念碑
 を移設。
○遊具(幼児用・健康遊具)を拡充。

◆レイアウト案

③レイアウト図20220114

◆ドローンの特性
使用する機体は200g未満であり、航空法の規制対象外となりますが、
「私有地上空で飛行しない」など、最低限のルールを守りながら飛ば
す必要があります。

ドローン⑧

この機体は、コントローラーとスマートフォン内のアプリと連携し旋
回や上昇・下降等の操作を行います。
 
⑤IMG_E2906

八敷公園から、フライトです。

ドローン

離陸・着陸はドローンのAIにより行うため、非常に簡単です。

ドローン④
 
高度30メートルからの眺望です。

◆既存の八敷公園

八敷公園鳥観図

◆八敷公園の拡張用地

八敷②

◆拡張用地を含めた全景(権現山側より)

八敷③

◆294渓流砂防堰堤

砂防堰堤6

ドローンを使用することで、日常の視点からはイメージできない
新たな発見があります。上空から俯瞰することで、全体像のイメ
ージが容易となるとともに、災害時の速やかな情報収集等にも有
効です。

砂防堰堤

最後に、今では災害の爪痕はほとんど残っていませんが、被災直後
は、拡張に事業協力をいただく土地を含め、この一体は生活もろと
も土石流に飲み込まれました。このような経験や教訓を継承し、先
祖伝来の土地をご提供いただく土地所有者の方々に思いを馳せて、
災害に強いまちづくりのため、住民の思いが込められ、末永く利用
され愛着のある公園をつくっていただきたいと思います。

2022/01/27

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