今日は、8月12日からの大雨により発生した土石流を食い止めた国
の砂防堰堤を視察し、土砂や流木の堆積状況、撤去作業の状況を確
認しました。

安佐南区農林建設部も同行し、国土交通省・広島西部山系砂防事務所
の河村地域調整官の案内で、説明を聞きました。

◆相田1号砂防堰堤

平成16年に完成したこの砂防堰堤は、日常は、砂防堰堤下流の遊砂
池を公園として開放し、遊歩道も整備され、地域の皆様に親しまれ
ています。
大雨により土石流が発生しましたが、砂防堰堤と遊砂池で土砂や流
木を捕捉し、直下に広がる住宅への直撃を防ぎました。今後の雨に
備え、8月26日から、砂防堰堤上流側に溜まった土砂や流木の撤去
作業に着手されています。

堰堤上流側に回り、土砂等の堆積状況と撤去作業を視察しました。
土砂がホッパーへ積み込まれ、クレーンで下流側へ運ばれていきます。

土石流発生直後（R3.8.15）と本日の状況です。

●R3.8.15 土石流発生直後

●R3.9.1　土砂撤去作業中

砂防堰堤下流の遊砂池に溜まった土砂や流木等の撤去が概ね完了
しています。

砂防堰堤が土石流を食い止め、国民の人命・財産を守る上の大きな
減災効果を実感できました。土砂等の撤去作業は進んでいますが、
完了までに2カ月程度かかる見通しです。
今後も降雨の際には、行政の発する避難情報に耳を傾け、早目の避
難を心掛けてください。

2021/09/02